関係代名詞で、whoとwhomが出てきますが、どちらも似ていて、何が違うのか分からない!という人も多いと思います。そんな人のために、今回はwhoとwhomの違いを解説していきます。
そもそも関係代名詞の基本が分からないという人は、「英文法解説 関係代名詞の基本 例文つき解説」を確認してくださいね。
まずは、例題で確認しましょう。
She is one of my friends with ( ) I often go shopping.
( )に入るのは次のうちどれでしょうか。
(A) that
(B) which
(C) whom
(D) who
答えは、(C) whomですね。正解できましたか?whoを選んでしまった人はあと一歩です。しっかりと細かいところまで確認しておきましょう。
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関係代名詞 後ろは必ず不完全 何かがボコッと抜けている
「英文法解説 関係代名詞の基本 例文つき解説」の中で、関係代名詞より後ろは必ず不完全で何かが抜けていることを解説しました。
そして、それには主語が抜けているパターンと目的語が抜けている2つのパターンがあることを解説しました。
まずは簡単に2つのパターンをおさらいしましょう。
①主語が抜けているパターン 主格の関係代名詞
一つ目のパターンは、主語が抜けているパターンです。
She is a competent worker who has been working for 10 years at this company.
「彼女は、この会社で10年働いている有能な社員です。」
関係代名詞より後ろに注目すると
has been working for 10 years at this company.
主語がボコっと抜けていることが分かります。(元々は、a competent workerがありました。)
②目的語が抜けているパターン 目的格の関係代名詞
二つ目のパターンは、目的語が抜けているパターンです。
I don’t know the girl whom I met yesterday.
こちらも関係代名詞より後ろに注目すると
I met yesterday.
metの後ろの目的語がボコっと抜けています。(元々は、a girlがありました。)
また、前置詞の後ろも同様です。
She is one of my friends whom I often go shopping with.
関係代名詞より後ろは
I often go shopping with.
となっていて、withの後がボコっと抜けていますね。(元々は、one of my friendsがありました。)
簡単に、関係代名詞の後ろの文は何かがボコッと抜けている2つのパターンをおさらいしました。
もしこれを理解していれば、whoとwhomの違いを見分けるのは簡単です。
whoとwhomの違いは主格か目的格で見極める
いよいよ今回のテーマである、whoとwhomの違いについてです。
しかし、これらの見分け方は至ってシンプルです。
①主語が抜けているパターンの場合は、whoを使う
②目的語が抜けているパターンの場合は、whomを使う
拍子抜けてしてしまうかもしれませんが、実は、たったこれだけなんです。しかし、大切なポイントなので必ず違いを理解しておくようにしましょう。
whomの代わりにwhoを使える場合もあるのですが、まずはこの大原則に従って慣れていくようにしましょう。では、おつかれさまでした。