独立分詞構文

英文法解説

英語の独立分詞構文とは? 主語のズレには要注意 例文で徹底解説

こんな方におすすめ

  • 独立分詞構文って何?
  • 独立分詞構文の使い方を知りたい

本記事ではこういった疑問にお答えします。

今回は、独立分詞構文マスターを目指しましょう。

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記事の信頼性

本記事を書いている筆者(@englishteachaon)は英語ブロガーとしてブログを運営しています。

  • 10年以上、高校生に英語を教えている経験
  • 英語検定1級
  • TOEIC900点超(現在990点を目指し、筆者自身も勉強に励んでいます。)

早速、例題で確認です。

例題

Q. 空欄に入る適切な語句を以下の選択肢から選びなさい。

(   ) cold, I closed the window.

(A) It is
(B) Being
(C) It being
(D) Having been

 

 

 

 

答えは、(C) It beingです。

今回は、「独立分詞構文」がポイントでした。

独立分詞構文は苦手な人が多い範囲ですが、ポイントを押さえれば難しくありません。

正解した人も、なぜ(C) It beingが答えなのか説明できるように、しっかりと確認していきましょう。

 

では、参りましょう。

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独立分詞構文とは

独立分詞構文とは、主節と従属節の「主語が異なる時」に、「意味上の主語」を分詞の前に置くことを指します。

分詞構文では、主節と従属節の主語は一致する」という原則があります。

 

例文で見てみましょう。

例文

Feeling cold, he put on his coat.
「寒く感じて、彼はコートを着ました。」

上の例文では、従属節の「feeling cold」の主語は、主節の主語と一致します。

つまり、「he put on his coat」なので、、従属節の主語は「he」ということがわかります。

しかし、もし、主節と従属節の主語が異なる場合は、表現を少し変える必要があります。

その表現の変え方を具体的に例文で解説します。

分詞構文 主語が異なる場合(独立分詞構文)

主節と従属節の主語が同じ場合は、分詞の前には何も置きません。

しかし、主節と従属節の「主語が異なる場合」は、以下のように分詞の前に「意味上の主語」を置く必要があります。

例文

His wife being sick, Mr. Tanaka cooked dinner for her.
「彼の妻は病気だったので、田中さんは夕食を作りました。」

上の例文では、病気なのは「彼の妻」ですが、夕飯を作ったのは「田中さん」です。


もし、以下の例文だと、主節と従属節の主語は一致するので、病気だったのは「田中さん」という意味になります。

例文

Being sick, Mr. Tanaka cooked dinner for her.
「(田中さんは)病気だったので、田中さんは夕食を作りました。」

 

別の例文でも見てみましょう。

例文

The room being hot, I opened the window.
「部屋が暑くて、私は窓を開けました。」

上の例文も主節と従属節の主語が異なっています。

したがって、分詞の前に「意味上の主語のThe room」が置かれています。

暑いのは「部屋」で、窓を開けたのは「私」です。

 

以上のように、主節と従属節の主語が異なる場合「意味上の主語を分詞の前に置く」ということを覚えておきましょう。

独立分詞構文の慣用表現

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分詞構文には慣用表現があります。

これらの慣用表現はまとめて覚えてしまいましょう。

分詞構文の慣用表現

  • frankly speaking
    「素直に言えば」
  • generally speaking
    「率直に言えば」
  • strictly speaking
    「厳密に言えば」
  • speaking(talking) of〜
    「〜と言えば」
  • judging from〜
    「〜から判断すれば」
  • granting that〜
    「仮に〜だとしても」
  • considering that〜
    「〜(ということを)考慮に入れると」
  • owing to〜
    「〜のせいで」
  • regarding
    「〜に関して」
  • weather permitting
    「天気が許せば」
  • all things considered
    「全てを考慮すると」
  • taking 〜 into consideration 
    「〜を考慮すると」
  • given〜
    「〜を考慮すると」
  • compared with(to) 〜
    「〜と比べると」

独立分詞構文 まとめ

summary

本記事では「独立分詞構文」を解説しました。

「独立分詞構文」では、以下のポイントが重要です。

  • 主語が異なる時、分詞の前に意味上の主語を置く
  • 慣用表現をまとめて覚える

最後に練習問題で復習して、定着していきましょう。

練習問題では、ただ解けるだけでなく、「なぜその答えになるのか」を説明できるようになりましょう。
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