英文法解説

英検ライティング 点数を上げるためのコツを徹底解説

この解説はこんな方におすすめ

  • そもそも英検のライティングをよく知らない
  • ライティングのコツを知りたい
  • ライティングの書き方が分からない


英検では、2017年度第1回より、3級からライティング問題が出題されるようになりました。

また、英検だけではなく、大学入試や他の英語資格でもライティングは必須となってきており、ライティングの重要性は高まっているといえます。

しかし、ライティングと聞くと

  • 「英語で文章なんて書けない…」
  • 「英文法に自信がない…」

など様々な不安があると思います。

しかし、ライティングは思っているほど難しいものではありません。

正しい書き方で書けばしっかりと点数を取ることができる分野です。

今回は、ライティングに対する不安を解消し、みなさんがライティングを得点源にできるように解説していきます。

英検において、ライティングは得点源になる理由って?

英検では、ライティングが得点源になり、絶対に落とせない分野です。

では、なぜライティングが得点源になるか、その理由を見ていきましょう。

ライティングが得点源になる2つの理由

ライティングが得点源になる理由は以下の2つです。

  • 点数が安定する
  • 採点が甘い

点数が安定する

まず、ライティングの点数は安定しやすいです。リスニングやリーディングでは、問題によって失敗してしまうこともあるでしょうが、ライティングでは、正しい書き方で最後まで書けていればある程度の点数がもらえます。

つまり、書き方に慣れてしまえば、常に安定して点数をとれる得点源になります。

採点が甘い

次に、英検のライティングは、採点がかなり甘いです。

 

模範解答を見て、「なんじゃこりゃ!」、「こんなの書けるか!」と思った人も多いと思います。私もそのうちの一人です(笑)

しかし、私も1級に合格した後に気づいたのは、「英検では、難解な表現は求められていない」ということです。

周りの合格した人たちも口を揃えて、高校1年生までの英文法で十分と言っていますし、私もそう思います。(2級なら中3までの英文法でも大丈夫です。)

あくまでも模範解答は満点。目標は、満点を取ることではなく、合格することです。

むしろ、難解な表現を使ったり、難しいことを書こうとして、スペルミスや文法ミスをすることの方が危険です。

ライティングのコツは、いきなり書き始めないこと

では、ライティングで点を取るために大切なコツを見ていきましょう。

点を取るために、最も大切なのは、いきなり書き始めないことです。

英検ライティングでよくある失敗が、トピックを見た後にいきなり書き始めて、途中で支離滅裂になってしまうことです。

いきなり書き始めると多くの人が、

  • 「最初は賛成で書き始めたのに、気づいたら途中から反対意見を書いている」
  • 「結局、自分って何を言いたかったんだっけ?」

という状態に陥ってしまいます。

私はこれを「ライティングの迷子」と呼んでいます。

「ライティングの迷子」にならないためには、書き始める前に、切り口と構成を考えて、目標地点までの地図を作ることが必要不可欠です。

トピックを見た後にするべきこと ライティングの迷子にならないために

では、ライティングの迷子にならないために、トピックを見た後にするべきことを確認しましょう。

今回は、以下の英検の問題で例に解説していきます。

Some people prefer to buy food produced in their local area. Do you think more people will buy locally produced food in the future?(英検2級 2019年度 第3回より引用)

切り口を考える

トピックを見たら、どのような切り口で書くのかをまず考え、余白にキーワードを箇条書きでメモしましょう。(2行分間隔を空けておきましょう)

ざっと思いつくものでこんな感じですね。

  • 食べ物の無駄が減る
  • 地域活性化につながる
  • 地産の食べ物は価格が高い
  • 地産の食べ物は質が高い
  • 生産以外の負担が増える

そして、思いついた理由から書きやすそうなものを選んでください。自分の本当の気持ちより書きやすさを優先しましょう。

今回は「地産の食べ物は質が高い」「食べ物の無駄が減る」の賛成意見を理由として選びます。

構成を考える

次に、時間に余裕があれば構成を考えましょう。(可能な限り考えてほしいところです。)

どのような理由を書くのか決めたら、そのキーワードを書いた下に、それぞれ具体例をメモしましょう。

  • 「地産の食べ物は質が高い」
  • 人の体に悪いもの(農薬など)を使っていないから、体によい。
  • 体に良いからみんな買いたくなる。
  • 「食べ物の無駄が減る」
  • 野菜や果物は大きすぎたり、小さすぎたりしたら売れない。
  • 消費者に直接売るから、無駄になることは起こりにくい。

メモは、大雑把で構いません。上の例のように、文にする必要はありませんし、単語だけでも大丈夫です。後で自分が見て分かるのならば問題ありません。

英検ライティングはOREOが鉄則

では、切り口と構成を決めた後、これらをどのように書いていけば、点数をもらえるのか見ていきましょう。

ライティングで点数をもらうコツは、OREOの順番で書くことです。(AREAとも呼ばれています。)

OREOとは、Opinion, Reason, Example, Opinionの頭文字を取ったものです。お菓子ではありません(笑)

Opinion(意見・主張)

Reason(理由)

Example(具体例・説明)

Opinion(意見・主張)


ライティングでは、この順番に意見を書くことが鉄則です。慣れるまでは、OREOの順番を意識しながら、ライティングの練習をしていきましょう。

OREOの書き方を例で解説

では、先ほど考えた切り口と構成でライティングしてみましょう。

Some people prefer to buy food produced in their local area. Do you think more people will buy locally produced food in the future?(英検2級 2019年度 第3回より引用)

Opinion(意見・主張)

I  think that more people will buy locally produced food in the future.

まず、あなたがトピックに賛成か反対か立場を示します。ここでは、トピックの表現をそのまま使っていますが、慣れてきたら少し別の表現にできるとより良いです。

Reason(理由)

First, the quality of locally produced food is high.

次に、なぜ賛成(反対)なのかについて理由を述べます。書き方はいくつかありますが、慣れるまでは、First,(一つ目は、)と書き始めると良いでしょう。

今回は、「地産の食べ物の質は高いからである。」と理由を示しています。

Example(具体例・説明)

For example, it is said that locally produced food has a good effect on human’s health, because most local farmers do not use things which are bad to people.

さらに、理由をサポートするために、具体例や説明を書いていきます。

ここでは、「人に悪いものを使っていないので、地産の食べ物は健康によい影響を与える。」と具体例(説明)を示しています。

Opinion(意見・主張)

In conclusion, I  think that more locally produced food will be bought in the future.

最後に結論を書きます。In conclusion (最後に)は、よく使う表現なので押さえておきましょう。(結論では、他にもtherefore, to sum up, as I mentioned aboveなどがよく使われます。)

結論部分では、主語の部分をmore peopleからmore locally produced foodに変えて、受動態で意見を繰り返しています。

以上のように、OREOの順番で書くことで、相手に伝わりやすい文章になります。

今回、2つ目理由「食べ物の無駄が減る」については、書いていませんが、In addition, Also, Secondなどで、1つ目の具体例の後ろに、理由と具体例をつなげれば大丈夫です。

OREOで書いているのに点数が低い?

ここまで、ライティングの準備と書き方について見てきました。

しかし、もし、構成もしっかりと考えて、OREOで書いてるのに点数が低いという人は以下の3点に該当している可能性があります。自分が該当していないかチェックしましょう。

スペルミスに注意 英検のライティング

スペルミスは最も起こしやすい間違いです。2、3カ所であれば、大幅減点はされませんが、内容よりも減点しやすい項目なので、必ず最後に見直しましょう。

文法のミスに注意 英検のライティング

以下のような文法ミスもよく起こります。特に三人称単数と冠詞は、気を抜くと上級者でもやりがちなミスですので要注意しましょう。

・名詞の単数・複数
・冠詞
・動詞の時制
・三人称単数(主語が長い時・andでつなぐ時は要注意)
・品詞/綴り
・動詞の語法(自動詞/他動詞)

また、習ったばかりの難しい文法を使って書くのではなく、可能な限り自分がよく知っている文法で書くようにしましょう。(背伸びをしてもいいことがありません。)

論理の飛躍に注意 英検のライティング

一見すると正しそうな意見・主張でも、実は全く説得力がないことが世の中には溢れています。英語ディベートの世界では、そういった意見・主張を「論理が飛躍している」と言います。

論理の飛躍とは:議論や思考を順当に進めていく上で必要であるはずの途中の段階を抜かして、一足飛びに進んでしまっているさまを指す言い方。(weblio辞書より引用)

論理の飛躍について気になる人は調べてみてください。そして、自分のライティングが「論理の飛躍」をしていないか、もう一度見直してみましょう。

ライティング便利表現一覧 まとめ

最後に、ライティングでよく使う便利表現をまとめましたので、書く時にぜひ参考にしてみてください。

ライティング便利表現①意見・立場を表明する

  • 私は〜だと思います。
    I think that〜.
    I believe that〜.
  • 私は〜だと思いません。
    I don't think that〜.
    I don't believe that〜.

ライティング便利表現②理由を説明する

  • なぜなら〜だからです。
    This is because〜.

ライティング便利表現③理由を列挙する

  • 理由は〜つあります。
    I have 〜 reasons.
    There are 〜 reasons.
     
  • 1つ目の理由は〜
    First,
    The first reason is〜
     
  • 2つ目の理由は〜
    Second,
    The second reason is〜
    Next,
     
  • また(加えて)
    Also,
    In addition,
    Additionally,
    Plus,
    On top of that,
     
  • 最後に
    Finally,
    Lastly,

ライティング便利表現④具体例を示す・言い換える

  • 例えば
    For example,
    Another example is〜
    such as

ライティング便利表現⑤結論を述べる

  • だから(まとめると)
    In conclusion
    To sum up
    Therefore
    For these reasons,
    As I mentioned above,

 

今回はライティングについて詳しく解説しました。ライティングはたくさんのトピックに触れて、何度も書いて練習することが遠いようで一番の近道です。

最初は何も書けないかもしれませんが、慣れれば誰でもスラスラと書けるようになります。今回の解説を参考にしてもらい、少しでも助けになれば幸いです。おつかれさまでした。

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