ifの省略と倒置

英文法解説

仮定法 ifの省略と倒置はたったの2ステップ! 例文で徹底解説【練習問題あり】

こんな方におすすめ

  • 仮定法の省略って何?
  • 仮定法の省略の方法を知りたい

本記事ではこういった疑問にお答えします。

今回は、仮定法の省略マスターを目指しましょう。

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記事の信頼性

本記事を書いている筆者(@englishteachaon)は英語ブロガーとしてブログを運営しています。

  • 10年以上、高校生に英語を教えている経験
  • 英語検定1級
  • TOEIC900点超(現在990点を目指し、筆者自身も勉強に励んでいます。)

早速、例題で確認です。

例題

Q. 同じ意味の英文になるように、ifを省略しなさい。

If I were in your position, I would refuse the proposal.

 

 

 

 

正解は、「Were I in your position, I would refuse the proposal.」でした。

今回のポイントは仮定法ifの省略でした。

仮定法ifの省略は、TOEICでは多用される表現です。

ifの省略の方法を理解して、使いこなせるようになりましょう。

正解した人も、なぜその答えになるのか説明できるように、ポイントを確認していきましょう。  


では、参りましょう。

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仮定法 ifの省略と倒置

abridgement

仮定法では、ifを省略することができます。(だたし、仮定法のifしか省略できないので注意!)

仮定法のifは以下の2ステップで省略できます。

仮定法ifの省略 2ステップ

  • ifを消す
  • 倒置する

 

以下は仮定法の例文です。

例文

If I had more money, I could buy what I want.
「もっとお金を持っていたら、欲しい物を買えるだろう。」

上の英文を以下のようにifを省略することができます。

例文

Had I more money, I could buy what I want.
「もっとお金を持っていたら、欲しい物を買えるだろう。」

では、どのように省略すればいいのか例文で見ていきましょう。

例文でifの省略と倒置を確認

check

ifの省略のステップは以下の通りでした。

仮定法ifの省略 2ステップ

  • ifを消す
  • 倒置する

つまり、仮定法のifを省略したら、if 節の主語と動詞(または助動詞)の語順が倒置すると覚えておきましょう。

ポイント

ifの省略では、if 節の主語と動詞(または助動詞)の語順が倒置する

この手順を例文で詳しく解説します。

例文1

1

以下は仮定法の基本形です。

基本形

If I were a bird, I would fly to her.
「もし私が鳥ならば、彼女に会いにいくだろう。」

まず、「If」を消しましょう。

ifを消す

I were a bird, I would fly to her.

次に主語と動詞の語順を入れかえましょう。

倒置する

Were I a bird, I would fly to her.

これで、ifを省略できました。

例文2

2

以下は仮定法の基本形です。

基本形

If I had seen her at the party, I wouldn't have called her later.
「彼女をパーティーで見かけていたら、その後電話をしなかっただろう。」

まず、「If」を消しましょう。

ifを消す

I had seen her at the party, I wouldn't have called her later.

次に主語と助動詞の語順を入れかえましょう。

倒置する

Had I seen her at the party, I wouldn't have called her later.

これで、ifを省略できました。

例文3

3

以下は仮定法の基本形です。

この例文はTOEICでは大頻出の表現ですね。

基本形

If you should have any questions and concerns, please don't hesitate to contact me.
「もし質問や心配事があれば、お気軽にご連絡ください。」

まず、「If」を消しましょう。

ifを消す

You should have any questions and concerns, please don't hesitate to contact me.

次に主語と助動詞の語順を入れかえましょう。

倒置する

Should you have any questions and concerns, please don't hesitate to contact me.

これで、ifを省略できました。


ifの省略自体は簡単なので、拍子抜けしたかもしれません。

しかし、ふとした時に出てくる表現なので必ず覚えておきましょう。

仮定法 ifの省略と倒置 まとめ

本記事では「仮定法 ifの省略と倒置」を解説しました。

「仮定法 ifの省略と倒置」では、以下のポイントが重要です。

  • if 節の主語と動詞(または助動詞)の語順が倒置する

仮定法ifの省略ができれば、初級者から中級者へのステップアップといえるでしょう。

自分でも書きかえたりして、何度も練習してみましょう。

最後に練習問題で復習して、定着していきましょう。

練習問題では、ただ解けるだけでなく、「なぜその答えになるのか」を説明できるようになりましょう。
英文法のおすすめ参考書をコチラで紹介しています。

仮定法 ifの省略と倒置【練習問題 厳選10題】

厳選問題

Q. 同じ意味の英文になるように、ifを省略しなさい。

  1. If we had enough money, we could take a taxi.
  2. If I had had time, I could have gone out.
  3. If a big earthquake should occur, what would you do?
  4. If I were rich, I could buy this watch.
  5. If you should see him, please say hello to him.
  6. If I were in your place, I might quit the job.
  7. If she had taken the medicine, she might have recovered more quickly.
  8. If it were not for water, no living things could live.
  9. If it had not been for your help, I couldn't have meet the deadline.
  10. If I hadn't bought a computer last year, I would still be using my old typewriter.

仮定法 ifの省略と倒置【練習問題 厳選10題 解答】

厳選問題

Q. 同じ意味の英文になるように、ifを省略しなさい。

  1. Had we enough money, we could take a taxi.
  2. Had I had time, I could have gone out.
  3. Should a big earthquake occur, what would you do?
  4. Were I rich, I could buy this watch.
  5. Should you see him, please say hello to him.
  6. Were I in your place, I might quit the job.
  7. Had she taken the medicine, she might have recovered more quickly.
  8. Were it not for water, no living things could live.
  9. Had it not been for your help, I couldn't have meet the deadline.
  10. Hadn't I bought a computer last year, I would still be using my old typewriter.

 

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