第一文型

英文法解説

第一文型(SVM)の見分け方 例文で徹底解説【練習問題あり】

こんな方におすすめ

  • 文型って複雑で難しそう。
  • そもそも勉強する必要はあるの?
  • 文型の見分け方がよく分からない

本記事ではこういった疑問にお答えします。
今回は、第一文型マスターを目指しましょう。

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記事の信頼性

本記事を書いている筆者(@englishteachaon)は英語ブロガーとしてブログを運営しています。

  • 10年以上、高校生に英語を教えている経験
  • 英語検定1級
  • TOEIC900点超(現在990点を目指し、筆者自身も勉強に励んでいます。)

文型を勉強する3つのメリット

まず、解説の前に文型を学ぶメリットを確認しておきましょう。
メリットは以下の通りです。

文型の3つのメリット

  • 動詞の意味を推測できる
  • 複雑な英文を理解できる
  • 動詞の使い方をまとめて覚えられる

 

これらのメリットについては、解説の中で一緒に確認していきましょう。

文型を理解するには文の要素は外せない

文型を理解するためには、まず文の要素を知る必要があります。

文の要素とは、文のパーツみたいなものです。

英文は、いくつかのパーツをパズルのように組み合わせて作られます。

具体的には、以下のようなパーツがあります。

文の要素

S:主語(Subject) 
動詞が表わす動作や状態の主体を表す語のこと

V:動詞(Verb)
主語の動作を表す語のこと

O:目的語(object)<名詞>  
主に動詞の相手や内容(「誰に」「何を」)を表す語のこと
C:補語(complement)<名詞 or 形容詞>
主語や目的語の説明を補う語のこと

M:修飾語(Modifier)
副詞や前置詞のカタマリなどのこと(文の要素にはならない。)

最初は文の要素が難しく感じると思いますが、慣れることが大切です。

では、文の要素を確認したところで、第一文型を解説します。

第一文型 S+V+(M)とは

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第一文型は、「S+V+M」の形をとります。

また、第一文型では自動詞を使います。

つまり、動詞の直後に名詞が来てない場合、文は動詞までで完成しています。

したがって、動詞より後ろはおまけ(修飾語)と考えてください。

 

では、例文で確認しましょう。

例文

A lot of birdsS liveV in this forestM.
「たくさんの鳥がこの森に住んでいる。」

動詞が他動詞の場合、後ろに必ず名詞が来ます。

上の例文では、動詞は「live」で、後ろは「前置詞のin」です。

動詞の直後が名詞ではないため、「live」は自動詞だと分かります。

そして、文は「A lot of birds live」で完成していて、それ以降の「in the forest」はおまけ(修飾語)です。

第一文型 動詞の意味は「行く・来る・いる・ある」往来発着

第一文型で使われる動詞は「行く・来る・いる・ある」の仲間です。

以下は第一文型をとる代表的な動詞ですが、全て「行く・来る・いる・ある」の仲間です。

第一文型をとる代表的な動詞

  • live
    「住む」
  • stay
    「滞在する」
  • look
    「見る」
  • arrive
    「到着する」
  • go
    「行く」
  • come
    「来る」
  • make
    「向かう」
  • apologize
    「謝る」
  • complain
    「文句をいう」
  • graduate
    「卒業する」
  • object
    「反対する」
  • argue
    「議論する」
  • participate
    「参加する」

 

したがって、第一文型で知らない動詞に出会ったら、「行く・来る・いる・ある」と訳せば、基本的に意味が通ります。

つまり、文型が分かれば、動詞の意味を推測することができます。

これが文型を学ぶメリットの1つです。

具体的にどのように推測できるか見てみましょう

example

例えば、以下の例文は第一文型ですね。

例文

Birds /S make /V for the southM.

「make for〜」で「〜に向かう、移動する」という意味です。

しかし、意味を知らなくても文型をうまく使えば、推測することが可能です。

なぜなら、動詞を「行く・来る・いる・ある」で訳せば意味が通じるからです。

forは「〜へ」と方向を表す前置詞なので、ここは「make」が「行く」と考えれば文意が通ります。

つまり、「鳥は南へ移動する」と訳すことができます。


他にも例文を見てみましょう。

例文

YouS / can count /V on meM.

上の例文の文型は第一文型です。

ちなみに、「count on〜」は「〜に頼る」という意味の少し難しい熟語です。

しかし、もし意味を知らなくても、第一文型は「行く、来る、いる」だということを思い出してください。

例文は「私に頼ってくださいね」が正確な訳ですが、「私のところに来てくださいね」でも意味は十分通じます。

 

以上ように、文型が分かると動詞の意味を推測できることは文型を学ぶ大きなメリットです。

第5文型まで理解できれば必ずあなたの英語力を伸ばす力になります。

長文を読む時にも大きな力を発揮するので、ぜひ第一文型から第五文型までマスターしましょう。

第一文型 まとめ

summary

本記事では「第一文型」を解説しました。

「第一文型」では、以下のポイントが重要です。

  • 第一文型をとる代表的な動詞はまとめて覚える
  • 動詞の意味は「行く・来る・いる・ある」で推測できる

最後に練習問題で復習して、定着していきましょう。

練習問題では、ただ解けるだけでなく、「なぜその答えになるのか」を説明できるようになりましょう。
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