こんな方におすすめ
- そもそも第五文型がよく分からない。
- 特に第五文型に苦手意識がある。
- 第五文型かどうか見分けがつかない。
本記事ではこういった疑問にお答えします。
今回は、第五文型マスターを目指しましょう。
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記事の信頼性
本記事を書いている筆者(@englishteachaon)は英語ブロガーとしてブログを運営しています。- 10年以上、高校生に英語を教えている経験
- 英語検定1級
- TOEIC900点超(現在990点を目指し、筆者自身も勉強に励んでいます。)
早速、例題で確認です。
This news ( ) me happy.
( )に入るのは次のうちどれでしょうか?
(A) was
(B) made
(C) looked
(D) seemed
正解は、(B) madeです。 今回は基本的な問題ですね。
しかし、正解した人も、なぜ(B) madeが答えなのか説明できるように、しっかりと確認していきましょう。
Contents
第五文型の形は決まっている! S + V + O + C (O=C)
他の文型と同様に第五文型をとる動詞は決まっています。
つまり、その動詞と型さえ押さえれば、すぐに理解できるようになります。
第五文型をとる代表的な動詞一覧 まとめ
以下が第五文型をとる代表的な動詞です。
もし、これらの動詞を見たら「第五文型の可能性があるかも!」とアンテナを張ってください。
ただし、必ずしも第五文型とは言い切れないので注意が必要です。
keep O C | 「OをCの状態を保つ」 |
leave O C | 「OをCの状態のままにする」 |
find O C | 「OがCだと分かる・思う」 |
make O C | 「OをC(の状態)にする」 |
think O C | 「OをCだと考える」 |
call O C | 「OをCと呼ぶ」 |
paint O C | 「OをCに塗る」 |
name O C | 「OをCと名付ける」 |
elect O C | 「OをCに選ぶ」 |
appoint O C | 「OをCに任命する」 |
他にも第五文型をとる動詞はいくつかありますが、上の代表動詞は最低限おさえてください。
第五文型はO=C イコール関係になる
I left the door open.
「私はドアを開けたままにした。」
この例文の動詞は"left"ですね。
"left"は、"leave O C" 「OをCの状態のままにする」という形を取る可能性があります。
大切なことは"left"を見たら「動詞が”left”だから第五文型になるんじゃないか?」と考えることです。
すると予想通り、the door(O) とopen(C)という形になっています。しかし、ここではまだ第五文型だと判断することは危険です。 I left the door open.
「私はドアを開けたままにした。」
では、どうすればいいか。
O=Cの関係を確認します。もし、OとCにイコール関係があれば、第五文型だと判断できます。
“the door” = “open”は成立しているか確認すると、きちんと成立していますね。
したがって、O=Cであり、この例文は第五文型だと判断できます。
さらに、OとCの関係は、be動詞を補って考えることもできます。 ポイント OとCの関係は、be動詞を補って考える
今回だと、”the door is open”のようにOとCの間にbe動詞を入れてみましょう。
すると、「そのドアは開いている」と関係が成立していますね。
第五文型の見分け方 まとめ
第五文型の見分け方は至ってシンプルです。
以下の2つのポイントを確認してください。
以上のたった2点を確認するだけです。
実際に例文で見ていきましょう。
第五文型の見分け方を例文で確認
I found the book interesting.
「私はその本が面白いと分かった。」
この例文はどうでしょうか。
まず、動詞の"find"を見て、「もしかして第五文型かな?」と可能性を考えましょう。
次に、OとCの関係を確認しましょう。
O = the book
C = interesting
the book = interestingが成立していますね。したがって、この例文は、第五文型だと分かります。
さらに、be動詞を補って確認すると、しっかりと「本が面白い」と関係が成立していますね。
the book is interesting
第五文型の見分け方を例文で確認
さらに例文で見てみましょう。
I’ll make you happy.
「私はあなたを幸せにします。」
まず、動詞の"make"を見て、第五文型の可能性を考えるんでしたよね。
次に、O=Cの関係を確認します。
O = you
C = happy
you = happyとイコール関係が成立していますね。したがって、第五文型だと分かります。
さらに、be動詞を補って確認すると、しっかりと「あなたは幸せ」と関係が成立していますね。 you are happy
第五文型の見分け方を例文で確認
Mika always keeps her room clean.
「みかはいつも部屋をきれいにしている。」
動詞は"keep"なので、第五文型の可能性があります。
OとCの関係は、"her room"と “clean”のイコール関係が成立していますね。したがって、例文は第五文型だと分かります。
O = her room
C = clean
be動詞を補ってみると、「彼女の部屋は綺麗」と関係が成立しています。 her room is clean
第五文型 まとめ
今回は第五文型とその見分け方について解説しました。
第五文型を見分ける時は、
- 動詞が第五文型を取る動詞か確認する
- O = Cが成立するか確認する
の2点をチェックすれば簡単に判断できましたね。
慣れるまでは少し難しいかもしれませんが、まずは第五文型をとる動詞を覚えましょう。
最後に練習問題で復習して、定着していきましょう。
練習問題では、ただ解けるだけでなく、「なぜその答えになるのか」を説明できるようになりましょう。
英文法のおすすめ参考書をコチラで紹介しています。
第五文型【練習問題 厳選10題】
1.以下の文のSVOCを示しなさい。
「この本は簡単だと分かりました。」
「彼女がいつもドアのか鍵を閉める。」
「私は彼にチケットを買ってあげた。」
「ミカは、私を幸せにした。」
「彼は彼女に手紙を送った。」
「彼は私をリーダーに任命した。」
「彼のコーチは、彼を偉大な選手にした。」
「彼は私にプレゼントをくれた。」
「彼らは、あなたをリーダーに選んだ。」
「私は、彼女が親切だと思います。」
第五文型【練習問題 厳選10題 解答】
1.以下の文のSVOCを示しなさい。
「この本は簡単だと分かりました。」
「彼女がいつもドアのか鍵を閉める。」
「私は彼にチケットを買ってあげた。」
「ミカは、私を幸せにした。」
「彼は彼女に手紙を送った。」
「彼は私をリーダーに任命した。」
「彼のコーチは、彼を偉大な選手にした。」
「彼は私にプレゼントをくれた。」
「彼らは、あなたをリーダーに選んだ。」
「私は、彼女が親切だと思います。」